清泉女子大学で演奏させていただきました
5月7日清泉女子大学で演奏させていただきました!
旧島津公爵邸を本館の校舎として現在も使用されていて、その本館の竣工100年記念行事に出演させていただきました。
ジョサイア・コンドルの設計。東京都指定有形文化財。
ステンドグラスや窓ガラスの一部も、地震や戦争を経ても破損せずに残っているんです。美しい!
でも普通に、本当にふつーーに校舎として使われています。授業もするし、会議もするし、パーティもするそうでびっくりです(笑) そういう空気感も大学の魅力の一つだな~と思います。
尺八は2階のバルコニーから登場。
琴、尺八、三味線の3名で、古典から現代まで、いろいろな曲を演奏しました。
校歌も演奏しましたが、卒業生の方も多くいらっしゃっていて、とても喜んでいただけたようで良かったです。
ゴールデンウィーク最終日に、たくさんの方にお越しいただけて嬉しかったです。
清泉女子大学には、2015年「日本芸能文化」という夏休みの集中講義のときに、ご縁あって講師として呼んでいただいたのがはじめ。去年2016年の秋には、日本語日本文学科の授業内講演によんでくださいました。
今回はコンサートとして演奏だけでしたが、その過去2回は講義と実演という内容でした。楽器の構造とか、弾き方とか、筝曲の歴史の流れのお話しと、各時代の曲の演奏をしました。
“大学生に授業して伝える”という私の夢を叶えてくださったのでした。
古典文学の専門の先生から歌詞の解説があってから実際にその曲の演奏を聴くということもしたので、学生さんたちにとっては自分の専攻とも結びついて面白い授業だったんじゃないかなと、我ながら思っています(笑) 私が学生の頃聞きたかったですね。
そう、自分が学生の時にこういうこと知りたかったって思うものを詰めて授業したんです。
日本の音楽の歴史とかさ、知りたくても学ぶ術が一般にはないじゃない?もっと一般教養として知っておく必要があるんじゃないでしょうか。それは自分のルーツを知る上で大切なことだと思います。
日本人だから琴やら三味線やらの音楽を好きにならなきゃいけない、愛さなきゃいけないなんて全くちっとも思いませんが、知ったうえでの選択と、知らないでの選択は、全く違うことだと思う。
教養として知りたかった・ルーツを知る手がかりとして知りたかった、
琴を、楽器を弾くという行為・その体の使い方に対する面白さ、
音楽そのものに対する面白さ・興味に、私は遊んでいるんですね。
みんなも一緒に遊ぼうよって思ってる。
様々な準備をしてくださった教職員の皆様、ご来場くださった皆様、ありがとうございました!!
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