個性豊かなメンバーが、お互いにリスペクトしあいながらフラットにものが言え、失敗を許しあえる教室をつくりたいと思っています
東京の東日本橋と江古田で琴教室をしています。
今日はわたしがどうして琴教室をしたいのかお話しします。
一言で言えば“大学の部室のような教室をつくりたい”この想いにつきます。
わたしは大学3年生のとき邦楽部の部長をしていました。
同期生はおらず、留学から戻ってきた先輩1名と、1、2年生がたくさんいて、全部で20名ほどで活動した1年間でした。
18畳の古い畳の部室でひしめき合って練習していました。
私は部長になったとき“ここを楽園にしよう”と決めました。
それは“自由でいられる場所”
他の学校の中や社会の中では、TPOに合わせて遠慮したり気をつかったりして、自分を抑えたり隠したりしているけれど、この部室の中ではそれは必要ない。
先輩後輩であろうとも、フラットにものが言い合える。
個性豊かであることを良しとして、多様な価値観や考え方を面白く思い認め合う。
そして、それぞれ力を出し合って、下手でもいいからベストを尽くして、協力して一つのステージを創り上げる。
そんな部活をめざしていました。
今振り返って見ても、私の考え方はどうも昔から現代日本社会のメインストリームから逸脱しているようですが、外大という土地柄からかみんな私の価値観に驚きつつも共感、共鳴してくれて、それはもうのびのびと暮らしていたと思います。
ゆりさんみたいな人に会ったことがなく衝撃的だったといわれたことも(笑)
結果的には、毎月みんなで遠足に行ったり食事したり、とてもいい部、とてもいい仲間になれました。
卒業したくなかったくらい、幸せな楽しい日々でした。
しかし学生は卒業してしまうので、今度は自分で私にとっての理想の“楽園”の教室をつくろうと思って歩んできました。
心が自由でいられる、素の自分を出しても大丈夫、
学校や職場では遠慮して出せずにいる自分を解放する場、
お互いにリスペクトしあいながらフラットにものが言える、
協力して目標を達成する中で、信頼しあえる仲間が得られる、
音楽が楽しめるようになる、
学びがあり、自分の成長が感じられる、
失敗しても許しあえる中で、下手でいいから自分のベストをつくすことができるようになる、
自分に自信がもてるようになる、
そんな場所をめざしています。
音楽と琴とこの教室の仲間が人生に寄り添うことができるような教室になることを望んでいます。
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